2016年9月2日金曜日

大地震の後で改めて大切に思う家族とのつながりを感じるアレ

余震が2000回越えの熊本からこんにちは。
数日間も震度5弱を観測したのに余震とカウントしてしまえることに複雑な気持ちです。
昨日は防災の日、そして防災週間です。

大地震の後、最初に企画したプロダクトはローテーブルでした。
あえてローテーブルと書きました。
日本では座卓、チャブ台なんて言いますけど、そういうのをひっくるめて舶来のものらしいです。
西の方の料理と一緒にやってきたテーブルの脚を短くしたのです。
ワタクシ、子供のころから座卓で食事をするのが日本の文化というのに違和感を感じていたので
ズバっと脚を切っただけとわかってとても納得がいきました。

日本での食事は個々のお膳等だったのですが
家族でテーブルを囲む形のチャブ台が一気に普及したのは防災の日となった関東大震災以降だそうです。
個々の禅や食器他、沢山のものを失った後
チャブ台による家族の団欒を手に入れたのね。

椅子なしで、小さな子供もすぐに卓上に顔を出せるし
キッチンや、玄関、廊下、掃出し窓など多方面からの行き来があるリビングには
方向性がなくて中心を持つ円というかたちが
スムーズな動線や空気の流れと
この指とまれ的なくつろぎというかね、
そういう空間のメリハリを生むんじゃないかと思います。